ここでは普通自動車免許保有者が、普通自動二輪免許取得後、大型自動二輪免許を取得するまでの流れを簡単に説明する。
普通自動二輪教習課程
- 適性検査 → 技能第1段階(基本操作)9時間 → 技能第2段階(応用走行)8時間
- 普通自動車二輪卒業検定 → 合格、卒業証明書交付 → 免許申請・交付、普通自動二輪免許取得
時限 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
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集団 | 実車 | 実車 | シミュ | AT車 | 実車 | 実車 | 実車 | 実車 |
時限 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
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シミュ | ケース | 実車 | 回避 | 急制動 | 実車 | シ・セ | 実車 |
シミュ=シミュレーター
AT車=オートマティック車教習
ケース=ケーススタディ
回避=危険回避
シ・セ=シミュレーター・セット教習
大型自動二輪教習課程
- 適性検査 → 技能第1段階(基本操作)5時間 → 技能第2段階(応用走行)7時間
- 大型自動車二輪卒業検定 → 合格、卒業証明書交付 → 免許申請・交付、大型自動二輪免許取得
時限 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
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1-1 | AT車 | 実車 | 実車 | 実車 |
時限 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
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実車 | 回避 | 急制動 | 実車 | シミュ | 実車 | 実車 |
1-1=初回実車
普通自動車免許保有者は、学科教習免除
教習申込み時に、四輪免許取得時に使ったのと同様のテキストを手渡される。
四輪免許取得時には、学科教習で昭和の香りたっぷりの、ダサいBGMと臭い演技の俳優が出てくるビデオを見させられたが。念のためだが、筆者が四輪免許取得したのは平成に入ってからなので。年寄り扱いしないように、念のため。
「交通事故の悲惨さ」について、などのビデオを土曜日の午前中に、暗幕を締め切った教室で見せられると、その週末ずっと暗い気分で過ごさなければならなくなった記憶も。
閑話、休題。
幸いなことに、普免保有者は、学科教習免除なので、そんな不幸な経験をすることも無く。
私が通った教習所では、教習でテキストが使われることは皆無。
ただし、目を通しておいたほうがよいだろう。特に、二輪特有の法規については、はっきり言ってまったく忘れてしまっているだろうから。


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