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「バイク=危険」?



死亡者数の減少という客観的事実

念のため申し上げますが、以下はあくまでも客観的な状況を記したものであり、バイクが突然安全な乗り物になって、誰も怪我をしたり、極端な場合亡くなられたりしなくなるものではない、ということを、お忘れなく。

次の難関の安全面だが。死亡者数の減少、安全装備が昔に比べて充実してきていることは、客観的な事実。

多分、敵には最初に理詰めで行くよりも、まず感情に訴えかけた方がいいと思うので。

HitAirのHPにある動画を、家族に見せてみるというのはどうだろうか。
「すごーい、バイクにエアバッグってあるの、知ってた?これ見てみて」
「バイクから体が離れた途端に、エアバッグが膨らむんだってー」
などと言ってみる。
私も初めてバイク用エアバッグジャケットの動作例を見たときは、かなり新鮮だった。

「こんなのあるなら、相当死亡事故とか防げるよねー」などとなればしめたもの。

感情に訴えかけた後には、数字を用いて理性に訴えかけ。

10年前と比較してバイク乗車中の死者は4割減少

死亡者数の推移(警察庁交通局 平成19年3月8日「平成18年中の30日以内交通事故死者の状況」)より

実際にバイクによる死亡事故件数は、漸減している。
平成18年中の自動二輪運転中の30日以内死者数は、10年前と比べて0.61倍。1068人から655人へと減少。
詳しくは、こちらの警察庁の統計、特に14ページを参照のこと。

なお、平成18年中に30代で自動二輪運転中に亡くなられた方は126人。全死者数に対する構成比は、約2%。自動二輪の総死者数の構成比は、9%強。詳しくはこちらの12ページを。

ちなみにびっくりしたのだが、日本で大型二輪免許の保有者数、何人ぐらいいるかご存知だろうか。答えは何と。
平成17年で1200万人を超えている。十人に一人が大型二輪免許持っているって、凄い。
そういえばうちの義理の祖母も、大型二輪免許持っているし。昔は自動車免許のおまけで付いてきていたから。
事故は減っているが、大型・普通二輪免許を取得した人の数(新規と併記の合計)は平成17年で35万人強と、平成13年の30万人弱から増えていることも、事故率減少という事実をサポートする材料となろう。
詳しくはこちら

中年(?)の休日ツーリングは事故危険性が低い

平成11年度第1回OTO専門家会議議事要旨より

  • 「オートバイは、死亡事故発生率が極端に高いわけではない。また、単独事故が多く、他者を犠牲者として巻き込む危険性は少ない。」
    「安全教育への取組みの成果により、自動二輪車の事故は、平成元年以降、大幅に減少している。」
  • 「全事故の71.2%は市街地で起き、市街地で起きた事故の55.2%が交差点で起きている。このことから、交差点のない高速道路での走行を増やすことが事故減少に有効と思われる。」
  • 「年齢が高まるにつれて、あるいは、運転経験年数が増すほど自動二輪車での事故発生件数は大きく減少している。」

もちろん今でも不幸にして亡くなられる方はいらっしゃるし、バイクが突然安全な乗り物になったなどということを言うつもりはないのだが。
でも、大人だからこそ分かる危険、と言うものもある。

ある程度以上の期間四輪に乗って、事故が少ない人は、危険予測が出来ている訳で。
10代でクルマに乗ったこともなくいきなり道路を走り始める人とは、やはり安全への意識が違うのは事実。
失うものも、若い頃に比べて多くなっている訳で。
無鉄砲で恐れを知らない若者と、分別のある(ということにしておこう)大人とは、大きく異なる。
もちろん、かつての運動神経や体力は、望むべくもないかもしれないが。



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