日々雑感 2002年4月


2002年4月29日(月)
やなか珈琲店


地下鉄千代田線の代々木公園の駅前に、やなか珈琲店があります。
本店は上野の谷中にあるのでやなか珈琲店というそうです。
コーヒー好きの私は、この店が大のお気に入りです。毎週一度、200gを豆のままで買って帰ってきます。
コーヒーの生豆をその場で焙煎してくれるため、自宅で新鮮で香り高いコーヒーを飲むことができます。
さらに、非常に割安なのです。生豆の状態で量り売りをしているので、焙煎すると10%ほど軽くはなるのですが、キリマンジャロのような豆でも400gで900円行かないほどと、とても割安です。

昔は冴えない感じのお兄さんが一人で店を切り盛りしていました。お兄さんは70年代のロッカーのような風貌と風体で、いい感じで気合が抜けていたので結構私は話が合いそうだと思っていました。しばらく前からそのお兄さんがいなくなり、元気のいい若い女の子がお店を仕切っています。

店内でコーヒーが無料で飲めるので、焙煎している10分弱の間も退屈しません。いろんな豆が置いてあり、見ているのも楽しいものです。

先日、お客さんが女の子に、「前いたあのバイトのお兄さんはどこへ行ったの?」と聞いていたので、そうだ、そうだと思って聞いていたら、「あの人バイトの人じゃなくて店長なんです」と答えていたので結構びっくりしました。

こんなので本当に儲かっているのか、と思うような値段で、とてもおいしいコーヒーが飲めます。毎朝コーヒーを飲むのが楽しみです。近くにいらっしゃったら、ぜひ立ち寄られることをお薦めします。

ここのコーヒー豆を挽いて、自宅で飲むコーヒーが一番おいしいと思います。

2002年4月24日(水)
神宮球場、ヤクルト巨人戦


久しぶりに野球を見に行きました。神宮球場は近くていいなあ。会社からすぐです。6時前に会社を出るなんて、滅多に無いことなので、弁当を下げて球場に日の高いうちに出かけるだけで気分がうきうきしました。
席は、バックネット裏29列目。テレビに映るようなバックネット裏の席ではないものの(テレビに映っても困るのですが)、ストライクとボールの違いは勿論、「あ、スライダーが低めに決まった」などピッチャーの球筋ははっきり判りました。
初めて行く神宮はやはり狭かったです。
ピッチャーは巨人入来、ヤクルト藤井で結構気合いが入りました。残念だったのは清原と仁志が欠場していたこと。二人とも見たかったのに。
試合自体は緊迫したいい試合でした。
やはり生で見ると迫力があります。音楽でもなんでもそうなのですが、目の前で見ると雰囲気に圧倒されます。巨人戦とはいえ満員ではなかったし、当日券も売っていたので、季節のいいときに見に行かれるといいかもしれません。

2002年4月20日(土)
パークハイアットでの結婚式


今日は友人の結婚式でした。新郎、新婦とも友達です。新郎は前の会社でいっしょに働いていた人間で、今は別の会社にいて、新婦は私が前の会社にいたときにアシスタントをしてくれていた女の子でした。

パークハイアットには初めて行きました。最初はどこに車を止めていいのかまごつきました。
5時からの式ということだったのですが、早めに行ったらすでにカクテルが始まっていました。行って驚いたのが、男性の95%がタキシードを着用していたことです。後輩の坊主頭のMも、タキシードを着ていてびっくりしました。私は今一番気に入っているスーツに一番気に入っている靴とネクタイを合わせて、ポケットチーフをしていったのですが、若干気後れしました。タキシード買わなきゃ。

4時からカクテルが始まっていて、すでに多くの人が集まっていました。5時からの式が始まったときにはとてもびっくりしました。というのも、会場に2組も生のバンドが入っていて、式が始まる前にはジャズの生演奏が流れていました。そして、ビデオカメラが2台入っていて、会場後方の大型スクリーンに映像が映し出されていました。

新郎はKorean American、奥さんはバイリンガルの日本人ということで、スピーチも日本語、韓国語、英語の3ヶ国語で行われるなど非常にインターナショナルな雰囲気でした。食事も大変美味しかったです。

完全にアメリカンスタイルの結婚式でした。勿論、来賓挨拶などは無く、大型スクリーンの前のスペースでみんなでバンドの演奏をバックにダンスするなど、とても楽しめるパーティでした。5時から始まって披露宴が終わったのが9時半、お開きになるかと思ったらまた最初のカクテルの部屋で、なんと12時半まで飲んでいました。といっても私は12時前に帰ったのですが。

パークハイアットの人曰く、「こんな結婚式は初めてだ」とのこと。多くのゲストをニュージャージーと韓国から招いたこともあって、ポルシェ1台は簡単に買えるだけのお金がかかっているのは間違いありません。

新郎、新婦ともとても幸せそうでした。新郎のお母様と新婦のお父様が他界されていて、もし生きていらっしゃったら大変喜ばれただろうと思います。
Congratulation, Henry and Mamiko!


2002年4月14日(日)
川奈ホテル


とある用事があり、週末は川奈ホテルに一泊しました。実家がすぐ近くにあるので、所用がない限り決して泊まる機会はないのですが、今回はたまたま機会に恵まれて泊まってきました。
別に初めて行った訳ではないのですが、ふらっとお茶をしに行くのと、宿泊するのでは随分印象が違います。
まず気付いたのが、年配のホテルマンの方たちは皆さん非常に気のつく方々で、サービスが安心できるということです。反対に言うと、年配の方々に比べると若いホテルマンのサービスはあまり誉められません。
やはり、日本で最も古いリゾートホテルのひとつということで、風格が漂っていました。施設が古いので、そう思ってしまう分は割り引かなければいけませんが。
しかし、娯楽室の革張りのソファーの手入れといい、庭のツツジの手入れといい、やはり手がかかっているのが良くわかります。

食事もとても美味しかった。ディナーの洋食、朝食の和食とも丁寧な仕事でした。朝は和食で干物を食べることをおすすめします。

部屋はやはり古めかしく、モダンなホテルに泊まり慣れていると逆に新鮮だったりします。しかしベッドのスプリングは私の腰には合いませんでした。
非常に静かなことは特筆すべきポイントです。夜には星もきれいに見えました。といっても、実家と変わりませんが。空気も勿論きれいで、すがすがしい気分になりました。

いつも伊豆に行くのは車で行くことが多いので、スーパービュー踊り子号で初めて伊東まで行きました。スーパービュー踊り子の先頭車両には是非機会があったら乗られることをおすすめします。ゆったりしている上に、2階建て車両の1階部分がサロンになっていて、足を伸ばしてコーヒーが飲めます。私が行ったときには私以外だれもいなかったので、ゆっくり出来ました。帰りは普通の踊り子号だったのですが、やはりスーパービュー踊り子号の方が圧倒的に良いです。
新宿湘南ラインが出来たので、渋谷方向からのアクセスが良く、横浜で乗り換えられるようになり便利になりました。

残念ながらゴルフは出来なかったのですが、天気が非常に良かったのでとても気持ち良さそうでした。東京から2時間、お金があったら夏休みに2週間ぐらい滞在してみたいかも。奥さんと私が2人で2週間泊まってゴルフをしたりしたら、100万円あっても足りないでしょうが。


2002年4月12日(金)
ターミナルアダプタ不調


最近更新が遅れています。その理由で最も大きなものは、我が家のターミナルアダプタの具合が悪いことです。
どのくらい調子が悪いかというと、外から家に電話がつながらないときがある、というぐらい具合が悪いのです。
我が家では、まだ時代遅れのISDN接続を行っています。ターミナルアダプタの調子が悪くなったので、ついにADSLに乗り換えるか、と思って116に電話してみました。
結果、判ったことは、

1.現在の電話番号はISDN専用の番号なので、ADSL用にアナログ回線に戻すと電話番号の変更が必要
2.8Mのスピードが出るか出ないか微妙な地域

ということです。

2.は兎も角、1.は結構大変な問題です。電話番号を変更すると、何が起こるかというと、友人や会社の人達に変更を通知するだけでなく、銀行、公共料金支払先、損害保険会社、カード会社、贔屓にしていた店、その他沢山のところに連絡をしなければならないのです。
よく、引越しをしてしまったために友達に連絡をとれなくなったり、携帯のメモリーを飛ばしてしまったために友達を無くしたりしますが、ADSLに変更して連絡が取れなくなっても結構洒落になっていません。

引越ししたときに思ったのですが、どこかに情報を一元管理しているデータベースがあって、そこで情報を変更すると、全ての情報がアップデートされる、というような仕組みにならないものでしょうか。
今のままだと、住民票を変更して、免許の住所を変更して、などなどいろいろな手続きをしなければなりません。非常に効率が悪いです。プライバシーの問題もあるのでしょうが、大体「プライバシーの侵害だ」などというのは、所得の全貌を把握されるのが嫌な人が、人の良い人たちを扇動しているだけのことが多いのです。

それはそれとして、電話が使えないのも考え物です。Bフレッツにしようかな。
2002年4月7日(日)
マスクメロンを図らずも栽培


昔一人暮らしをしていた頃、台所の流しの排水口に、見慣れない緑の物体があることに気付きました。
仕事が忙しかったので、ほとんど家で食事をすることがなかったので、流し自体には洗い物も一つも無く、完璧にきれいなままだったのですが、排水口が大変なことになっていました。
恐る恐る近づいていってみると、排水口のゴムのふたの間から、緑のもやしが生えてきているではないですか!
もやしは生命力が強く、ゴムのふたを持ち上げて育っていました。
何でこんなことになっているのだろう、としばらく悩んだのですが、ふと原因を思い出しました。
1週間ほど前に、実家からマスクメロンが送られてきたので、美味しく食べたのですが、そのときに種をそのまま流しに捨ててしまっていたのでした。
すっかり排水口の生ごみを捨てるのを忘れている間に、すくすくともやしが育っていたのでした。
他の生ごみが無かったので、別に汚いもやしでもないので、一瞬「食べてみようか」という不埒な思いがふつふつと湧いてきましたが、流石に断念しました。
放っておいたら、立派なマスクメロンが育ったかもしれません。

2002年4月4日(木)
暴走する若者

会社のうちのチームに、ハヤシ君という2年目になったばかりの若者がいます。
彼が会社に入ってはじめてお客さんに物を売ったので、お祝いで焼肉に連れて行くことにしました。
焼肉といえば金龍山でしょう、ということでハヤシを初めて金龍山に連れて行きました。
昔の自分を考えてみると分かるのですが、鮨屋や焼肉屋に行くと緊張したものです。高い食べ物、というイメージが強いので、変な頼み方をすると皿洗いでもしないと帰れないかもしれない、とびくびくしながら注文しました。
ハヤシ君もまさにその状態でした。かつて一度焼肉を8人ほどで食べにいったことがあり、そのときに「なんでも好きに頼んでいいよ」と言ったのですが、特上カルビを頼むときは、8人で行ったにもかかわらず「特上カルビ、えーっと、2人前」などと言って怒られていました。一人一切れ回ってこないんだもん。
今回も、前回と同じ展開になるのかなあと思いました。しかし、全く前回と異なる展開に。
今回は女の子一人を含む4人で行きました。

「ここは並、中、上、特上のカルビがあるけど、お店のおばさん曰く中カルビが一番いいんだよなあ」と言っていたにもかかわらず、特上攻撃です。
何でも頼んでいいよ、と言ったものの、こんなに遠慮の無いやつは見たことがないという感じでした。
上タン塩4人前を頼み、中カルビを食べた後、「おまえに任せた」といった後は、特上オンパレード。特上カルビ6人前、特上ロース6人前、更に特上カルビをまた食べ、少しでも網の上に滞空時間の長い肉があるとすかさず食べるという傍若無人ぶり。女の子が食べるのが遅いので、我々は気を使っていたのですが、人の分まで食べる食べる。
若者は自分の欲望に素直だなあと痛感しました。クッパも頼んだのですが、「マイクッパ」状態にして、人に「いかがですか」とも言わず自分だけでがつがつ食べておりました。

こんなやつがお客さんを接待する日が来るとは、到底思えません。

「こんな焼肉食べたこと無い」を連発しながら、旨い旨いと食べていました。あと笑ったのが、メニューに「イカ 時価」と書いてあって、「イカ、時価って高いんですよね。最後に頼んでいいですか?」というので、「いいよ」というと、「特上カルビ2人前にイカを時価でお願いします」と訳のわからないことを言っていました。よっぽど「時価」と書いてあるものを注文したかったのでしょう。
でも、金龍山最高。散々特上攻撃を仕掛けたのに、韓国軍からは4万円の請求しか来ませんでした。ありがとう、金龍山のおばさん。

そういえば、義理のおじさんが会社の女の子にバレンタインデーのお返しをするとき、金龍山でご馳走したといっていました。その時、女の子たちに「白金の焼肉屋さんでおごってあげる」といったのですが、女の子の中の一人が金龍山をインターネットで調べたらレーティングが五つ星だったそうです。
「白金の五つ星の焼肉レストランで食事」と思った女の子は、とても高級な店で食事をおごって貰えると勘違いをして、とてもきれいないわゆる「勝負服」を着てきたそうです。金龍山に行ったことがある方はご存知でしょうが、金龍山はその辺にありそうな小さな焼肉屋です。叙々園よりもきたないかも、というとお分かりになるでしょうか。その女の子が思いっきり場違いだったのは言うまでもありません。

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