走行距離 35,755km
久しぶりの更新。2008年の更新はゼロ。かといって2008年には何もなかったわけではなく、ブログに更新したとおり、レンシュポルトに出させていただいたり、エンジンオイルを補充した後にキャップを閉めるのを忘れて走り出して、オイルを噴きこぼして白煙を上げたり、なんてバカなことも。(おかげでリアウインドーに油膜がついちゃいました。こぼれたオイルは、ガソリンスタンドのお兄ちゃんと二人でエンジンクリーナーできれいにした後、スチーム洗浄してもらって一件落着。)
ポルシェにしばらく乗らない日々が続いたので、バッテリーが何度も死んで。先日もポルシェオフ会が下馬のファミレスで開催され、お声がけいただいていたのだが、そもそもその日は娘が病気で脱水症状気味だったこともあり参加できず、でも仮に参加できたとしてもポルシェのバッテリー上がってました、という状態。
流石にこれはよろしくない、ということで、バッテリー交換をDIYでやることに。
大好きな(?)インターネット通販でバッテリーを購入しようと思って、いろいろ調べたのだが。これが、結構面倒くさいのだ。なにが面倒くさいかというと、廃バッテリーの処理。
バッテリーを売っている楽天のショップは数あれど、ちゃんとウェブ上に「廃バッテリーは引き取ります」と書いていないショップが85%ぐらいで。電話で問い合わせれば教えてくれるのかも知れないが、それも手間なので、最初から購入手続きのところに書いといてくれよ、と思う。
バッテリーのブランドには大きなこだわりがなかったので、前回2004年にディーラーでバッテリー交換してもらったときについていたACDelco(GMですね)のバッテリーを再び買うことに。
一応、私が調べた範囲でブランド別に993カレラ4Sに適合する型番を列挙しておくと。(しっかり調べたつもりですが、適合するか否かは自己責任でお願いします。確認したい方は「ポルシェ993 バッテリー適合表」でググってください。)
他にも安いところはあったが、HP上に明確に「廃バッテリーは返送してくれれば処分します」、とうたっていたゼネラルコーポレーションさんのACDelcoを買うことにした。代引き料込みで15960円。
鉛の価格が高騰していた頃は、廃バッテリーがお金になったので引き取り手はあまただったように聞いているけれど、今は随分相場も下がってしまっていて。かつては電池工業会のHPにリサイクル協力店リスト、というのがあってそこのお店に廃バッテリーを持ち込めば良かったようだが。鉛価格の下落と、私のようにインターネット通販で新品を買って、廃バッテリーをリサイクル協力店に持ち込む、という人が多かったのか、リサイクル協力店リストはいつの間にかなくなってしまっていた。
やっぱり余裕があったり、儲かるときはエコ、エコ言うけれど。あんまり腰据えて環境対策やる気はないのだろう。
ちなみにバッテリーを返送するときは、「バッテリー在中 横倒し厳禁」などと大きく書いておかないと、万が一希硫酸が流出するようなことがあった場合に多額の損害賠償請求を受けるリスクがあるそうなので、お気をつけください。
バッテリーは20kgほどある上、トランクにかがみ込まないと交換できないので、腰を痛めないことと、重みで手を滑らせてボディーを痛めないように注意しながらの作業。
トランクの内張をめくって、まずテンパータイヤを外さなければならないのだが、その前にCDプレイヤーとカーナビのユニットを外す。
この写真の軍手の下に写っているCDプレイヤーが干渉してテンパータイヤが外せないので、先にCDプレイヤーの固定用のねじをゆるめてどけておく。
また、トランク内に設置されているカーナビのDVDユニットは、電源を抜いておく。(さもないと前回のような目に。)
で、テンパータイヤを固定しているこのボルトをゆるめて、準備完了。いよいよバッテリーの取り外しへ。
まず、バッテリーの下部を固定している金具を外す。
そうするとトランクの中の広めのスペースにバッテリーを動かしてくることができるので、作業が楽に。
バッテリー端子を固定しているボルトをマイナス極側からゆるめて端子を外す。マイナスから始まり、マイナスから終わるのがバッテリー交換の決まり。そしてプラス極の固定を解除。私はここで失敗を犯し、固定用のナットをトランクの中でなくしてしまう。いくら探しても出てこず、あきらめる。
なお、バッテリーの上部にガス抜き用のホースとそのアタッチメントがついている。アタッチメントはそっと外して新しいバッテリーに差し込むのを忘れないように。
そういえば、フロントフードのダンパーが完全に抜けてしまっているので、トランクを開けたまま固定できずに閉まってしまうという情けない状態になっているので、ペットボトルをかます、という生活感が漂いまくるやり方でトランクをオープン状態に保つ。
ボルトをなくして探すことに気を取られて、ここから写真がないのが恐縮だが。
バッテリーにあるハンドルをしっかりと握って、腰を痛めないように持ち上げて。新しいバッテリーを装着し、プラス端子からネジで締め込む。あまりきつめに締めないように。そして、とりあえずマイナス端子を一時的に締め込んで、なくなったナットをホームセンターに買いに行って。
ナットさえなくさなければ、作業は30分ぐらいで終了。大事なことは、電装品の電源をすべて物理的に外しておくこと。前回のバッテリー交換ではディーラーでお願いしたのだが、何らかのトラブルが発生してカーナビが死んでしまったので。
かつて排気量の小さいクルマに乗っていたときに、プラグとバッテリーを交換したらあまりに吹け上がりが軽くなったことに驚いたことがあったのだが。バッテリーの電圧低いと、シリンダー内での点火や爆発の効率が悪くなっている可能性があり、バッテリー交換したら乗り味変わることも十分考えられる。(私は久しぶりにP号に乗ったので、残念ながら前に乗ったときの感触と比較できません…。でもエンジン音、アイドリングともに極めて安定していたのは間違いなし。)
バッテリー交換に当たり参考にさせていただいたページを以下に列挙しておきます。