走行距離 34,051km
お伝えしていた通り、11年目の車検は初めてディーラー以外でお願いすることにした。ムラタチューン。
前回車検から6000km弱ほどしか走行していない上、最近調子が絶好調。さらにサスペンションを交換したこと、オイル交換の際にリフトアップした時もオイル滲みが見られなかったこともあって、かなり楽観しながら車検に臨む。
クルマを村田さんに預けるときに、「何か気になることはありますか?」と聞かれたのだが。悩んでみるものの、すぐに出てこず。
預けてから、そういえばちょっとフロントサスのアッパーマウント周りが軋むなあ、とか、スピードメーターの中のデジタル表示がおかしくなるときもあるなあ、と思ったが。まあいいか、と、放置。
結局、見ていただいて問題があったのは、トランスミッション/シフト周りのパッキンからの軽いオイル滲みのみ。わざわざ村田さんが降ろしてある別の車のトランスミッション一式を使いながら、どこにどのような症状が出ていたのかを細かく説明してくださった。
ちなみにこの下の2枚は、村田さんがデジタルカメラで撮った写真をプリントアウトしてくださったのを、私のデジカメで写したもの。わざわざすみません。
また、私が車を引き取りに来るまで、汚れの酷かったミッションオイルを保管してくださり、「こんなに汚れてました」と教えてくださった。私がブログに、「作業明細にそっけなくオイル交換、と書かれるよりも、こんなに汚れていたオイルがこんなに綺麗になりました、と教えてもらえると、オーナーとしては嬉しい」と書いたのを気にかけてくださったのだろうか。
しかしほんとにこんなに汚れていると、丁寧にシフトしなきゃ、と思ってクルマをさらに労わるようになるし、ちゃんと定期的にオイル汚れを確認してメインテナンスしようと思うので、整備工場側としてもいいマーケティングになるような気がする。
結局、法定費用を除くと10万円以内で車検終了。しかしムラタチューンは車検整備認定工場ではないので、車検前整備をやっていただいて、ユーザー車検を通す形になるので、念のため。
検査登録印紙代 | - | - | 1,500 |
重量税印紙代 | - | - | 37,800 |
自賠責保険料 | - | - | 30,830 |
車検法定費用計 | 70,130 | ||
作業内容 | 数量 | 単価 | 金額 |
作業工賃 | |||
車検整備 | 50,000 | ||
- ブレーキ・クラッチオイル交換 | |||
- ブースターポンプオイル交換 | |||
ミッションオイル交換・シフトロッドシール交換 | 5,000 | ||
車検代行手数料(レッカー代) | 15,000 | ||
部品 | |||
ミッションオイル・WAKOS WR7590G | 2 | 3,700 | 7,400 |
ミッションオイル・WAKOS WR8140G | 1.5 | 3,700 | 5,550 |
シフトロッドシール | 1 | 2,700 | 2,700 |
シフト調整カムシールリング | 1 | 170 | 170 |
ドレンパッキン | 2 | 70 | 140 |
ブレーキオイル・WAKOS SP-4(スーパーDOT4) | 2 | 3,200 | 6,400 |
ブレーキ・パーツクリーナ | 1 | 1,500 | 1,500 |
0 | |||
バッテリー充電サービス | |||
整備費用計 | - | 93,860 | - |
整備費用計(消費税込み) | - | 98,553 | - |
総費用 | - | 168,683 | - |
またいつものように、工場内をいろいろ見させてもらっていたら、かなり珍しい車が。
なんと、964RSに、993のエンジンを載せている車がいた。
それも、ドイツのポルシェ本社にて改造を行った、という極めつけのレア物。
お年を召したお父様が乗っていらっしゃって、今はそれを息子さんが乗ってレーストラックを走ったりしているそうだ。
ある意味、究極のポルシェの楽しみ方といえるかも。
私のクルマは、「まだ満11歳」のひよっこかもしれないな、と思い、ポルシェの工業製品としてのできのよさにまた一つ感心した。