2007年03月11日 GPC(ギョーカイポルシェクラブ)第三回開催

走行距離 33,750km

GPC(ギョーカイポルシェクラブ)第三回が、週末開催された。
私が河口まなぶさん、三栄書房の永田さんと共に、幹事役を拝命してから半年間開催が無かったので、春になったこともあり、発起人であるベストカー編集部の小野さんからジェントルな尻たたきが。
急遽開催が決定され、有志で三崎までマグロを食べに行った後、大黒PAで合流組と語らう、ということに。

冷たい雨のしのつく中、集合時刻10分前の10時20分に大黒PAに着いたが。
ポルシェは3台しか停まっておらず、それも行きすがりのポルシェなのか、GPC参加の方のものか、区別がつかず。

というのも、第三京浜で割りと大きな事故があったらしく、2車線規制で大渋滞。湾岸経由で来た私には何の影響も無かったが、全員の顔が分かっている小野さんが渋滞で遅刻。
第三で事故っていたのは、何と997だったらしい。スカイラインと共に。997のフロントとリアのバンパーが両方外れていた、ということは、雨の中スピンしたということだな。多分ポルシェに乗りなれない電子制御の車から乗り換えたばかりのドライバーが、雨の中スピード出しすぎたか、接触しそうになって急ハンドル切ったら回ったか。もしくはハイドロプレーニング?いずれにせよ、今日は濡れた路面でスピード出すのは止めよう、と心に誓う。

渋滞のせいで遅れた方もいらっしゃったが、もっと凄い理由で遅れてこられた方も。
何と。本日納車で、そのまま乗りつけたために遅れて来られた、という猛者も。モータージャーナリストの九島辰也さん。某ちょいワルオヤジ雑誌、元副編集長であられた時期もあった方だが、その某雑誌の有名編集長の993タルガを譲り受けて、納車整備が当日朝に終了、そのまま大黒に来られた、という。996から993の乗換えで、空冷ファンとしてはうれしいことだ。
でも993のインパネ・スイッチまわりが全く分からない、と嘆いていらっしゃったが。

結局第一陣、三崎マグロツーリングの参加者は、

  • 小野さん (993ターボ)
  • 寺尾慶弘さん (996ターボSカブリオレ(!!)、ダイハツモータースポーツの黄金世代を支えた大御所)
  • 森川修さん (993カレラ2、ランドローバー広報)
  • 九島辰也さんと奥様 (993タルガ)
  • 吉田由美さん (Cayman、カーライフエッセイスト)
  • 生田さん(993カレラ4、八重洲出版)
  • Kさん(993カレラ2、某ドイツ系の別の自動車会社広報の方なので取りあえず仮名に…。)
  • 渡辺さん(964、某広告代理店勤務)
  • そして私の計10人。ご覧の通り、993がやたらと多くなった。

    予定よりも1時間近く遅れて、大黒PAを出発。湾岸線から横横にでて、衣笠インターから三浦縦貫道へ。そして134号線で三崎港を目指す。それも何故か私が先頭で。
    嫌な予感がしていたのだが、つい道を間違えてしまう。コンボイ、私のせいで全員道に迷って右往左往。すみませんでした!

    結局12時45分ぐらいに三崎港のすぐ近くの立花本館に到着、あらかじめお願いしていたマグロ一匹コースをいただく。観光地の料理だったので、修学旅行の晩御飯みたいなのが出てくるかと思っていたら、予想より美味しくてびっくり。

    そこでもクルマ談義に花が咲き。寺尾さんの話が凄く面白い。
    御年70歳にもなられる寺尾さんはかくしゃくとされて。車の話になると、身を乗り出してお話してくださる。今お持ちのクルマは、996ターボSカブリオレに加え、トゥアレグ、SL500、それに加えてコルベットの幻の名車ZR-1。(あと一台あるとおっしゃっていたが、失念した。)
    そのZR-1は50年以上続くコルベット史上唯一のDOHCエンジン、何とロータスエンジンが搭載されている。オーダーする際、黒が気に入ったので注文したら、なぜかブルーが納車され。文句言おうと思ったそうだが、そのまま引き取られたそうだが、それが大正解。なぜなら、限定のZR-1はほぼ黒しか生産されず、ブルーのクルマは超希少。今アメリカでは大変な高値で取引されているらしい。
    コルベット好きの九島さんも相当お詳しかったが、寺尾さんのお話にみんな聴き入る。
    あと興味深かったのは、「アウディとポルシェは似た者同士」説。
    なぜかと言うと、フロントエンジンとリアエンジンは違うものの、どちらもオーバーハング部分に重量物であるエンジンがマウントされている、と言う意味で。クルマの本来的な姿からは外れているので、どちらも…、というお話。Kさんが微妙に引きつっていらっしゃったような気がするのだが。気のせいでしょうか???

    そしてお腹も一杯になり、また駐車場に戻ってそれぞれのクルマを見ながらああでもない、こうでもないと話が弾む。第二陣が大黒PAで合流する時間も近づき、再び来た道を戻る。
    三浦縦貫道に入った時に、小野さんの993ターボが全開加速。負けずについていこうとするものの、私の非力な4Sではなかなか追いつかず。昔は285馬力、と言うと畏敬の念で見られたのかもしれないが、今はフツー、ですからね。圧倒的な力の差を見せ付けられる。

    そして大黒に着くと、何とこんなクルマが。

    えらーく、平べったく、角ばったポルシェ(?)と、930ターボ。左側は自動車ライターの半谷範一さんのM1。Z1は見たことあるが、M1は初めて見た。M1がどんなに希少なクルマであるかはこちらをご参照ください。

    その隣の930ターボはメルセデスベンツ広報の上野さんのもの。上野さんからは何度かお話をお伺いしていたのだが、実車を拝見するのは初めて。930ターボがどんなものか、一度助手席でもいいので体験したかったのだが。オクテの私は、上野さんにお願いできず。


    ちなみに前回第二回GPCに現れた半谷さんのクルマはこちら。残念ながら私は半谷さんのポルシェを見たことがない。「どうしてM1なんですか?」と伺ったら、「いやーGPCだっていうのに奥さんがポルシェに乗って出かけちゃってねー」とおっしゃっていて。可笑しかった。

    そんなこんなで、和気藹々と第三回GPCは終了。というか、私は皆さんがお話されている間に、大好きなMUSEのコンサートがあるので先に失礼させていただいたのだが。また改めて楽しい第四回GPCが開催できれば、と思う。皆さんありがとうございました。



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