走行距離 20,002km
先日、何時も通りこのHPの連絡用に使っているフリーメールのメールボックスを開けたら、久しぶりにくるまにあ編集部の渡辺さんからメールが届いていた。
前回の取材の時に、大変お世話になった方である。また、取材以外にもたまにメールを頂いて、車に関係ないことも情報交換させて頂いている。
今回は、前回の取材から1年経って、993と996のメインテナンスについて取材をしたいとのメッセージを頂戴した。
993に関しては、私で当然お役に立てるのだが、996について私の以前の会社の先輩(98年式に乗っている)を紹介しようと考えた。先輩に連絡を取ると、なんだか煮え切らない返事が返ってきた。「整備に絡む資料は全部揃っているけど、顔出しNG」などと言っていた。要するに、彼は営業なので、お客様に「若造のくせにポルシェになんか乗りやがって、誰が稼がせてやっていると思っているんだ」などと言われてしまうと大変困るので、遠慮しときたい、ということらしかった。私も営業なのだが…。でも、判らなくはない。
ということで、日曜日の朝8時に、前回同様お台場の船の科学館の前に待ち合わせることになった。
実は、前の日に大雨の中潮来迄ゴルフに出かけて、車が大変汚くなってしまっていた。そのため、朝5時半に起きて、慌てて代々木の「Washers」という洗車場に出掛け、泥縄的に洗車してきたのだった。自分では結構完璧に綺麗にした積りだったのだが、いざお台場に着いてみると結構汚れが残っている。
折角の機会なのだから、ピカピカにしていけば良かったと思ったのだが、時すでに遅し。まるで、たこ焼き食べて歯に青海苔をつけたままデートに行ってしまった位の勢いである。参った。というか自業自得だが。
そして、ちょうど撮影現場に向かったときに、わが愛車の走行距離が20,000kmを突破した。買ったのが2001年1月だったから、1年と9ヶ月ほどで12,000km弱走ったことになる。これまで全くトラブルらしいトラブルもなく、乗っているうちに愛着が強くなってきた。
その日は、何だかお台場は警官がたくさんいて、自転車がいっぱい走っていて、不思議な雰囲気だった。よく見ると、トライアスロン大会が開かれる、と書いてある。マラソンやバイクは判るが、スイムはどうするのだろうか。まさか東京湾を泳ぐのだろうか。そんなことを考えているうちに、撮影する前に一帯が封鎖されそうな勢いになってきたため、急遽フェリー埠頭に移動してゲリラ的に(といっても船の科学館でもゲリラ撮影なのだが)撮影することとなった。以下がその風景である。
カーナビとETCの取り付け、インパネ周りの撮影、外観の撮影等手際よく進んでいく。
時間がなくて、インテリアの清掃ができなかったので、お恥ずかしいところだらけの写真になってしまった。
順調に写真撮影が終了し、築地近辺に移動して、編集の渡辺さんとライターの川久保さんからこれまでのメインテナンスについて色々と質問された。とはいえ、大体のことはこのHPに忌憚なく書いているので、それほど目新しいことをお話したわけではないのだが。
某ファミレスでの取材となったが、喪服を着た特殊団体系にしか見えない方々が朝のレストランの雰囲気をぶち壊しにしていた。朝からサングラスするなよ、レストランの中で。あと、お葬式には光り物つけていくのはどうかと思うのだけど。
それは兎も角、久しぶりにお二方とお会いして、取材と言うよりも何だか世間話をしているかのようにリラックスしてしまった。多分、車のオーナーさんの中には変な人も一杯いる(あくまでも想像だが、異常に車に神経質な人とか、異常に自己顕示欲が強い人など)に違いなく、お二方も苦労されることが多いのだろうな、とぼんやり考えた。