紺ガエル日記 2002年6月30日 12ヶ月点検??

走行距離 18,932km

前回にも書いたが、12ヶ月点検を今月半ばまでに済まさなければならないということだったが、ドアの修理等もあって後回しになっていた。
そもそも12ヶ月点検って何のためにあるの?と思っていたので、ポルシェ世田谷に取りあえず行ってみて考えようということで、連れ合いとともに出かけた。

最後にエンジンオイルを交換してからおよそ4,000km走行した。また、トランスミッションオイルを交換してから9,000km程経っている。油脂類は交換したかったのだが、12ヶ月点検はお金だけ取られて大したことをやっていないのではないか、と思った。

池尻から首都高に乗り、用賀を目指した。早くETC設置してくれ。この前工事していたのにETCゲートは設置されず、何の工事をしていたのか全くの謎だった。それは兎も角、ポルシェ世田谷に着いたらいつもお世話になっている小塚氏が駐車場にいらっしゃったので、私の冒頭の質問をぶつけた。

小塚氏の答えは以下のとおりだった。

  1. 12ヶ月点検は車の調子を全く気にしないで乗っている人にも、たまに点検してくださいとお願いする趣旨で定められているもので、いつも車の調子を気遣いながら乗っている人は別に必要ではない
  2. 法定点検済みのステッカーが貼り変わっていることにこだわるのであればやればいい
  3. それよりもポルシェ乗りに大事なのは、時間の間隔ではなく距離であり、1万キロを走るのをめどに点検に持ってきたほうが良い
  4. 距離で点検した直後に12ヶ月点検の案内が来たからと言って、わざわざ点検に持ってくる必要はない
全くもって合理的な意見である。全面的に趣旨に賛同し、油脂類の交換を済ませて帰ることにした。

エンジンオイルとフィルター交換、ミッションオイル交換というメニューだったが、待っている間にやってくださるということだった。
我々2人は、ショールームを隅から隅まで見て歩き、飽きたら整備工場の中に入っていって愛車のオイル交換を眺めていた。
気がついたのは、リフトアップすると車の裏側の部分が本当にフラットなことだ。F355などは底面をフラットにして空気を導入することによってダウンフォースを作り出すようにしているが、同じような発想なのだろう。デジカメを持ってこなかったことを後悔したが、作業の邪魔にならないように横でずっと見ていた。底面のパネルを何枚も外さないと全ての作業が出来ないので整備性はあまりよくないのが見て実感できた。

エンジンオイルはかなり汚れていた。4,000kmでこれだけ汚れるのだから、やはり頻繁に交換しなければと思った。フロントのファイナルドライブオイルはまだまだきれいな色だった。
愚妻と整備工場の中をいっしょにうろうろして、GT2やGT3を見ることが出来た。白のGT3が入庫していたのだが、セミスリックのタイヤを履いているので本格的だな、と思っていたら、後ろのナンバーの横にもてぎのステッカーが貼ってあった。なるほど、と思ってよくタイヤを見てみると、リアタイヤの一番外側はかなり溶けてしまっていた。フロントもアンダーが出たのか、外側がかなりささくれ立っていた。
996カレラ4Sも納車前点検で2台ほど入庫していた。じっくり観察したが、かなり格好良かった。

いろいろ見て回っているうちに作業は終了した。3人のメカニックの方が作業してくださったので、退屈する間もなく作業終了となった。以下がかかった費用の詳細である。

純粋に点検整備という面で言うと、我が家に紺ガエルが来てからこれまででおよそ54万円ほどかかっている。

2002年6月30日 作業内容 数量 単価 金額
走行距離 エンジンオイルおよびオイルフィルター交換 12,600
17,932km ミッションオイル交換 2,700
フロントファイナルドライブオイル交換 1,800
シーリングリング 6 55 330
オイルフィルター 1 970 970
オイルフィルター 1 1,550 1,550
エンジンオイル(0.1リットル) 105 245 25,725
ギアオイル(0.1リットル) 36 350 12,600
ギアオイル(0.1リットル) 6 350 2,100
税金 3,019
63,394

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