紺ガエル日記 2001年12月23日 ついにカーナビ装着完了! しかし…

走行距離 14,436km

昨日、ポルシェセンター世田谷にて、カーナビの装着が完了した愛車を引き取りに行った。 結構どきどきものであった。というのは、どのような形で装着されているのか、愛車のオ リジナリティが失われていないかとても気になったからである。うちの奥さんなど、とても機嫌が悪くなるのではないかと大層心配していた。 東京の冬の土曜日の午前中、まぶしい陽の光の下、愛車はいつもと何も変わらない外観で、ポルシェセンター世田谷の駐車場で主人が引き取りに来るのを待っていた。 偶然なのだが、996乗りのTitanioさんが愛車の点検でいらっしゃっていて、奇遇でびっ くりした。

よくよく見ると、リアクオーターガラスにシートタイプのアンテナがあることに気が付く程度で、外観は全くといっていいほど影響がなかった。
ドアを開けて、中を見ると、立派なモニターがカーステレオの下に装着されていた。
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モニター装着用の金具は、一番うまい場所につけられていて、コードの類も目立たぬよう に処理されていた。

やはり一番目に付くのは、ETC用のセンサーがダッシュボード中央部にどっかり鎮座していることである。車両中央部でないと、ETCのゲートを通過するときに差し障りがあるらしい。しかしコードが完全に処理されているため、目立つことはない。 GPSのアンテナとVICSのアンテナはダッシュボードの助手席側の端に取り付けられていた。GPSのアンテナの下には金属板を敷いたほうが受信感度が良くなるという話を聞いたことがあるのだが、特にお願いしなかったのでそのままである。

加えて、音声操作用のマイクがサンバイザーの端に取り付けられていた。コードの取りまわしは完璧で、ゴムパッキンの中に目立たないように収納されている。

さらに、音声案内のリモコンがサイドブレーキのレバーに付いていた。

いろいろ付けるも のが多くて大変である。

本体はフロントトランクの中に付けられていた。Titanioさんいわく、装着場所によってはラジエターの熱の影響を受けて夏場に暴走することがあるということだったが、愛車は トランクの中に熱がこもったことがないので、おそらく大丈夫だろう。





全体的な感想としては、良くここまできれいにつけられるものだと、非常に感心した。非常に満足の行く仕上がりとなった。

Titanioさんのカーナビを見せていただいたのだが、とてもうらやましく思ったのが、テレビ用のアンテナだった。私は原田工業のPaluseというシートタイプのアンテナが一番見た目がいいと考えていたのだが、Titanioさんの車のアンテナはなんと車内のAピラーの横、外から見えない位置にまっすぐ伸びていたのだった。柱の陰に隠れて、というやつである。とても目立たず、こちらが良かったかと少し反省した。

カーナビの性能についてこれから述べるが、ひとつ先にお断りを入れておくと、私はこれ まで愛車にカーナビを装着した経験がないため、私が感心したことはご覧になっていらっ しゃる皆様方にとって当たり前のことかも知れない。カーナビ初心者の感想ということでお許し願いたい。 やはり一番便利だと思ったのは、音声認識機能である。住所を言うだけで行き先検索してくれるというのは、一人で運転している際に非常に便利である。あと、渋滞情報等も音声用のリモコンを押してビープ音の後に言うだけで画面に表示され、音声でも案内してくれるので、大変ありがたい。これでずいぶんドライブも文化的になると思うと、大枚をはたいて装着した甲斐があったというものである。

翌日、伊豆の実家に帰ることにした。カーナビをテストする、格好の機会である。思い描 いていたルートは、我が家から池尻で首都高速に乗り、東名厚木まで行って小田原厚木道路で小田原を抜け、真鶴道路、135号線で伊豆高原というルートである。 実際にカーナビでルート検索したら、私が思い描いていた通りのルートが案内された。 早速、出発した。山手通りを南下し、首都高の入り口へ向かう。山手通りから246に出て、首都高に乗った時点で、最初の問題が発生した。 問題というのは、カーナビが首都高に乗ったことを認識しないのだ。246をそのまま走っ ていると認識している。用賀を過ぎて、並走する道がないにもかかわらず、一般道を走っ ていると勘違いしていて、地図上で道がないところを走っていて、リルートを繰り返す。 東名のVICS情報は受信するのだが、東名を走っている認識がなく、結局頭に来てカーナビの電源を切ってしまった。何故かというと、リルートを繰り返すのでうるさくてしょうがないからだ。

小田原で昼食を摂るために一般道に出た時点で、カーナビはようやく自分がどこにい るかを認識した。過大な期待を寄せていたため、かなりがっくりきた。 小田原で市街地に出たのは失敗だった。というのも、再び135号線に戻るのに大渋滞していたからだった。そこで、パナソニックのカーナビで売り物にしている抜け道案内を使っ てみた。これには感心した。1号線がずっと渋滞していて、そこではまっていたのだが、抜け道案内のおかげで空いている裏道をすいすい走ることが出来、相当時間が節約できた。さらに、これはカーナビが案内してくれた わけではないが、「こっちに行ったらいいんじゃないの」という道を画面上で発見し、混雑した国道と並走する道を行くことでだいぶ時間が節約できた。

しかし、自車位置が正確に把握できないというのは問題である。熱海ビーチラインを走っ ているのに、135号線をずっと走っていることになっていて、とてもいらいらした。間違った位置にいることがずうっと訂正されないというのはやはり期待はずれだ。GPS のアンテナの感度が悪いのだろうか。これが直らないとはっきり言って使えないし、運転 していていちいちディスプレーに視線を落とさなければならないので危険でしょうがない。 どうにかしないと。

かかったコストのまとめ。

作業内容 個数 部品 技術料
カーナビゲーション本体(定価298,000円) 1 160,000  
カーナビゲーション取付     68,000
ナビゲーションユニットベースプレート(993専用) 1 10,000  
TVモニターステー(993専用) 1 35,000  
ETC本体(定価42,800円) 1 38,520  
ETC本体取付     9,000
ETCナビゲーションリンクケーブル取付   6,000 6,800
シートアンテナ本体 1 18,900  
税金     17,611
    369,831

決して安くない…。

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