紺ガエル日記 2001年8月10日 交通取締りに対する考察
走行距離 11,755km
先週、伊豆に出かけた帰りの小田原厚木道路で、路側帯に白バイに捕まっていながら警官と談笑するアコードのセダン、ガンメタのセドリックの覆面、白いスカイラインGTSの覆面に遭遇した。
小田原厚木道路、西湘バイパスともによく覆面が出没する。また、神奈川県内の東名高速には、水色メタリックの旧型ソアラの覆面パトカーもいて、なかなかスリリングである。ちなみに、この覆面ソアラは警察無線の太いアンテナをリアトランクにおったてているため、発見はそれほど難しくない。また、私の友人は首都高湾岸線から9号に入ったところでBMW5シリーズ(旧型)の覆面に捕まって赤キップを頂戴した。
最近はRV系の車が多いこともあって、比較的覆面パトカーを見分けるのは容易となった。例えばオデッセイの覆面はおそらくいないだろう。週末は接待ゴルフに出かけるとおぼしき黒塗りハイヤーが高速を走っているので結構緊張する。
捕まらないためにやっていること。
- 地味な色のセダンでフェンダーミラー、トランクにアンテナを立てていないか、鉄のホイールを履いているかチェック。⇒典型的な覆面パトカーの姿
- ソアラ、スカイラインなどの速そうな車で走行車線をゆっくり走っているのは要注意
- 追い越すときに男性二人が前部座席に座っていないかチェック。⇒覆面パトカーの一人での取り締まりは基本的にはない
- 中に乗っている人が水色の服を着ていないかチェック。⇒水色の服は交通機動隊の制服
- 夜間追い越すときに車の中で反射材が光らないかチェック。⇒夜間は交通機動隊員は反射材の入ったベストを着用している
- 追い越すときにナンバーが88ナンバーでないか、他府県ナンバーかどうかチェック。⇒33ナンバーの覆面もいるが、88ナンバーだと覆面である可能性は非常に高い。基本的に他府県ナンバーの覆面はいない
- 前を走っている車の集団が空いているにもかかわらずゆっくり走っていないかチェック。
夜は危険度が高まる。というのも、普通のパトカーでさえ、後ろから来られたら識別するのは困難を極めるからである。もし夜にどうしても飛ばしたい上に動体視力に自信があるのであれば、中途半端なスピードではなく後ろからついてくるにはかなりの気合いがいるぐらいの速さで走ったほうが良いであろう。そうすれば前だけ注意していれば良いからである。
私はかつて夜の関越道で128kmで追い越し車線を流していて白黒のR33GTRに捕まった。流れに乗って走っていたので、狙い撃ちにされたとしか思えなかった。その直前、2台のPが170kmぐらいのスピードでわれわれを抜かしていった。とっても不公平である。
日本の交通事情について思うこと。
1.高速の追い越し車線をゆっくり走って譲らない車が多すぎる
例えばイタリアでは、3車線のアウトストラーダだと、90km制限の車線、110km制限の車線、130km制限の車線と制限速度が車線ごとに分かれている。130km車線でも後ろから200km超のスピードで車が走ってくるが、みんな速い車が来るときちんと譲っている。追い越し車線をたらたら走る車がいるために、左車線から抜かす車が出てきて事故の確率が高くなる。
2.制動距離の短い乗用車と、制動距離の長い車(トラックなど)が同じ制限速度なのはおかしい
一部ではトラックは走行車線のみを走れると規制されているが、車線の多い高速道路ではトラックなどは基本的に走行車線のみしか走れないようにし、大事故を引き起こす可能性の高いトラックが車線変更を繰り返して事故の原因となっている状況を排除する。
当然スピードを出せば事故の確率が高くなることは承知している。だから、スピードを出すことを薦めているわけでは毛頭ない。だが、例えばスピードを出さなければ決して事故が起こらないかというと、そういうわけでもないというのが私の理解である。例えば高速の追い越し車線をたらたらと走っている車がいれば、いらついた車が後ろから強引に左側の斜線を使って抜こうとするのも致し方ないであろう。そうなれば制限速度を守って走っているからといって、事故を引き起こさないともいえないのではないか。
俺はPに乗っているから追い越し車線をすっ飛ばす権利がある、というつもりはまったくないが、自分のことしか考えていない人間のためにいらいらさせられるのは真っ平だし、流れをまったく乱していないのにただ制限速度を上回っているという理由だけで警察に捕まるというのもまったく理解できない。
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