日々雑感 2006年4月 |
ホンダはどこへ向かっているのか 欧州版シビック輸入せず(その1)シビック欧州仕様を国内に導入しよう!という運動を河口まなぶさんがご自身のHPでやっていらっしゃるのを拝見した。
日本でのホンダ車のデザインは???と思えるケースが多いのだが、このシビック欧州仕様は特徴あるヘッドライトからフロントグリルへの流れ、147でもおなじみだが後部ドアのオープナーを隠したクーペライクなスタイル、三角形のエキゾーストパイプフィニッシャーとそれに呼応するような前部フォグランプのシェイプなど、極めてユニークなエクステリアとなっている。 イギリスのホンダのHP(音が大きいので注意)も、すごく気合の入った作りになっているし、HP上で見られるCMも物凄くウィットに富んだ内容になっていて、力の入りようが分かるというものだ。 やはりゴルフ、BMW1シリーズ、A3、フォーカス、アストラ、307、メガーヌ、147などなど、アクの強い車がひしめき合うカテゴリーだけに、普通の無難な車を投入するだけではシェアは狙えない、ということなのだろう。 ホンダの車としては久々に魅力的に思える車が登場したのだが、残念なことにこの車を日本に導入する計画はないという。かつてはどうやらホンダのイギリス工場からシビックを輸出する計画だったらしいが。最近のホンダは独自色がどんどん薄くなっていて、とても残念だ。インテグラも6月で生産中止、NSXに始まるアルミボディの車の生産も中止、ということで、スポーツ志向のメーカーというよりも、ファミリー向けの車をいかに大量に販売するか、という色彩が濃くなっていて、車好きの期待を裏切りつつある感じがする。 われわれ消費者は、「第二のトヨタ」であること/になることを、ホンダに求めているわけでは無いのに。 河口まなぶさんは、NSX-Rも所有していらっしゃるし、ツインリンクもてぎでホンダの極右武闘派系の車種のオーナーのみを対象としたドライビングスクールの講師をしていらっしゃるなど、スポーツカーメーカーとしてのホンダに強いシンパシーを感じていらっしゃるのだが、その気持ちがシビック欧州仕様の日本導入運動を盛り上げようとされていることは明らかだ。 車としての出来の良さはプロである河口さんのご説明に譲るが(私は残念ながら試乗する機会は無いので)、デザインは日本車離れしていて私はとても好きだ。一部の人だけそう感じるのかと思いきや、何と、世界最大のデザインコンテストの一つであるドイツの「レッドドットデザイン賞」の、第51回Red Dot Award of Highest Design Qualityを受賞したニュースを発見した。因みに第50回は自動車デザインでポルシェカレラが受賞している。こんなに世界でも評価の高い車を、何故日本に導入しないのか、不思議でならない。 今の日本では、人と違う車を欲しがる層は必ずいるはずで、そうでなければ三菱iが軽自動車なのにあの値段であれだけ売れることは説明できない。かなり果敢に市場を切り開く勇気が必要であることは、想像に難くないが。
では何故ホンダがこの車を日本に導入しないのか、どういう条件や状況が整えば日本に導入することが可能になるのかを、私なりに考えてみることにした。 これを読んで、「ぜひこの車を日本に導入して欲しい!」という気になられた方は、河口まなぶさんのHPのこちらにコメントをお願いします。私もちょこっと書き込みました。 続く。 この記事へのコメント都心で白昼ぼったくられる納得行かないことはこの世にたくさんあるが、ガソリンの値段が書いていないガソリンスタンドも納得行かないぞ。前住んでいた家から歩いて2分のところにあるガソリンスタンドで、いつも洗車してもらっていたのだが、たまたまガソリンが少なかったので洗車のついでに初めて給油してみた。洗車は1575円。安いうえ、スタッフもフレンドリーで、いつも仕事きっちりだ。しかしガソリン代を見てビックル一気飲みした今日この頃、皆さんいかがお過ごしですか? 何とハイオクがリッター158円、65リッター入りまして1万円超ですよ、まったく。当然店頭に値段の表示なし。いつも入れるところよりリッター当たり30円弱、2000円近く高かった。都心ならではかもしれない。 今時値段が「時価」なところは鮨屋ぐらいだと思っていたが、自分の考えが甘いことを思い知らされた。しかし原油価格高騰の折、ある一定以上の大きさでの価格表示を義務付けることぐらいできないのだろうか。また、「競争のいたずらな激化を招いてガソリンスタンドの経営を圧迫する」などといって、ガソリン税を食い物にしている政治家と官僚と内外石油メジャーが一体になって反対するのだろうか。 鼻の下伸ばして歌舞伎町にでも行ってぼったくられたら自己責任かもしれないが、白昼堂々とぼったくりにあってしまったやるせない一日だった。 この記事へのコメント2006年3月の日々雑感へ 2006年5月の日々雑感へ Home |
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