日々雑感 2003年5月



5月29日(木)
渋滞解消の秘策を清水草一氏に提案



私はポルシェ乗りですが、実はフェラーリ教の教祖であられるMJブロンディこと、しみぴーこと清水草一さんが結構好きです。MJさんは道路行政にも積極的に発言されているので、5月24日に書いた「渋滞解消の秘策」を彼にメールしてみました。すると、彼のHPに私の提案を掲載していただきました(5月25日更新分)。
MJ様のお力でJHが実験してくれればよいのですが。


5月24日(土)
渋滞解消の秘策



高速の上り坂の渋滞、あれはどうにかならないですかねえ。東名綾瀬バス停とか、いくつか有名な上り坂渋滞ポイントがあります。
一応、渋滞発生のメカニズムは、重量物を積載しているトラックや、エンジンが非力な車が、上り坂を意識しないまま走行していて速度が低下し、後ろの車も結果として減速し、ブレーキランプを見てその後ろもまた減速する、というのが連鎖して起こるものだといわれています。

すなわち、渋滞のきっかけは、前段の「上り坂を意識しないまま走行していて速度が低下」することなわけですから、これに対処すればいいことだと思われます。したがって、「上り坂を意識させる」か、「速度低下を意識させる」かのどちらかしか対処法はないわけです。

ただし、残念ながら「上り坂を意識させる」のは難しいものと思われます。というのも、高速道路を走行していると上り坂なのか、下り坂なのかの感覚に錯覚が起こりやすいからです。これは皆さんご経験のことと思います。

したがって、唯一の対策は「速度低下を意識させる」しかないわけです。そこで、私の取って置きの提案。これをやればみんながんばって上り坂でアクセルを吹かすようになります。そして、経済的に大きな損失を生む上り坂の渋滞を解消。GWや夏休み、いわゆるザグ部から発生する渋滞はほぼ解消。完璧です。個人的には実用新案か特許を申請したいぐらいなのですが。

その方法とは、
「上り坂渋滞が発生する数キロ前から、坂の上りきったところまで、車線を分けている白線部分にLEDを埋設し、制限速度の速さで光の帯を走らせる」というものです。よく、パチンコ屋のネオンの看板で光のまとまりがぐるぐる回っているように見えるものがありますよね。時速80kmぐらいの速さで、光の帯が車をあたかも前方に誘導するかのように点滅するのです。そして坂道に差し掛かって車が自然と減速してしまうと、光の帯が車を追い越す形になるので、ドライバーが自分が無意識のうちに速度低下を起こしていることを認知する仕掛けです。そして、ドライバーは加速を始め、これまでのように減速したことに長々と気づかずに渋滞を引き起こすことがなくなる、ということを目指します。

どうですか?このアイデア。いいアイデアだと思うのですが。だれかJHに勤めている人にこのアイデア話してくれませんかねえ。少なくとも実験してみる価値はあると思います。コストも安い。費用対効果も高いかもしれない。別にあっても邪魔になるわけではないし。



5月22日(木)

秘密集会


誰にでもあまり人に言えない恥ずかしい想い出、というのは結構あると思います。そして、知り合いが同じ時代に似たような恥ずかしいことをしていた、ということがわかると、異常に結束が強まってしまう、ということも良くあります。
別に怪しい趣味ではないのですが、もうおじさんになると、恥ずかしい過去についてあえて話もすることなく、社会に適合した振りをして生活しているのですが、ふとひょんなことから昔の趣味がばれてしまったりします。たとえば、それはカーオーディオのCDのセレクションであったり、着ているTシャツであったり、ジーンズのすその幅だったり、私服のときの靴の先の鋭角さだったり、もみ上げの長さだったり、いろいろです。

前置きは長くなりましたが、会社で「自分はヘビメタ・ハードロックマニアだった」とカミングアウトした人たちの集い、という凄まじい集いがありました。都内某所にあるおしゃれなイタリアンレストランをなんと6人で貸切にし、昔好きだったアルバムをそれぞれ持ち寄って、レストランで大きな音でかけるという大人気ない集会です。

参加者最年少は私で、最年長は年齢不詳の謎の(?)完璧に日本語が喋れるロックおたく、雑学王のアメリカ人。そして最近ボクスターを購入し、大幅に色気づいてしまわれている34歳の日経公社債情報上位にランクされるストラテジスト、二人のかわいい娘を持ちながらちゃっかりと青いワイシャツの下に黒のハードロックカフェのTシャツを着てこの日現れたストラテジスト、そして360モデナでターンパイクを鬼のように攻める営業、恐ろしく切れる、かといって鋭利に切るというよりは重い斧で真っ二つ、というような強烈なJGBセールス、という6人組でした。

良くこんなおたくな会話が成立するなあ、という濃い会話の中、80年代中盤のハードロックをかけながらテンションを上げていきました。一人6枚ほどのCDを持ち寄って、好きな曲をかけるのですが、某ストラテジストとはお互い莫大なCDライブラリーから選んだにも拘らず、2枚も同じものを持ってきていたので、2人で顔を見合わせて苦笑してしまいました。

個人的に異常に盛り上がったのが、MetallicaのFight fire with fire、QueensreischeのOperation Mindcrime、Van HalenのPanamaとHot for Teacherなど。次回はPurpleとZeppの集会になるようです。久々にバンドがやりたくなりました。わからない人には全くわからない話だと思いますが、判らないあなたのほうが正常です。


5月16日(金)
不可解な罪悪感


電車に乗っていたら、向かい側のシートの一番端に就職活動中と思しき結構綺麗な女の子が座っていました。私は仕事で必要な書類を読んでいたのですが、地下鉄が表参道の駅について、彼女は降りていきました。よく見ると、席の横に彼女は黄色い傘を忘れたままでした。

彼女の前に立っていたオジサン3人組は、「傘忘れて行っちゃったよ」と話していたのですが、電車のドアはまだ開いたままなのに彼女を呼び止めるでもありません。そして発車の合図の笛が鳴り、特に急いでもいなかったので、私は傘をひったくるように取って、ドアが閉まる寸前に電車を降りました。

暫くホームを歩くと、件の彼女らしき女性が前を歩いていて、背中からでは本人かどうか自信がなかったので後ろから傘を差し出しました。すると、やはり当人だったらしく、びっくりした顔で私の顔を一瞬見て、一礼して階段のほうに消えていきました。

と、ここまでは別に「いい話」なのかも知れないのですが、駅のホームでぼんやりと次の電車を待っていると、なんともいえない「罪悪感」に苛まれるのです。「もしあの女の子が、厚かましそうなおばちゃんだったら同じことをしただろうか」「なにか下心があったから、わざわざ電車を一本遅らせてまで彼女に傘を手渡したんじゃないだろうか」…。

これまでに同様のことが起こって、見て見ぬ振りをしたことは多分なかったと思います。下心が全くなかったかといわれると、うーん、それは男なので全く全くゼロではないけれど、別に傘を手渡したところで何かに発展する訳でもないし…。私が今使っている傘は、非常に大切にしていて、これまで3回なくしそうになったのですが全て手元に戻ってきました。見つかったときはうれしかったので、そんな気持ちも心のどこかにはありました。

した行為自体は決して悪いことではなく、むしろ人として正しいことをしたのに、なぜこのような罪悪感に苛まれなければならないのかと、非常に複雑な気分でした。今度、全然魅力的でもなんでもない人が傘を忘れそうになったときに、同じことをしないと、この不可解な罪悪感はずっとざらざらとした感触を私の記憶の中に残し続けるかと思うと、何だかとても理不尽な気がしました。


5月13日(火)
車検のお知らせ


忘れていたのですが、今度の6月で車検です。ポルシェセンター世田谷から葉書が来ていて気づきました。すると、その翌日Mizwa目黒からも同様の葉書が来ました。どちらも条件が同じであれば、間違いなくいつもお世話になっているポルシェセンター世田谷にお願いするのですが、Mizwaからの葉書には一言、殺し文句が書いてありました。

「現在車検の方にオイル交換無料サービス中」

これは結構ポイント高いです。大体フィルターを変えなくても、オイル代だけで3万円弱ぐらいかかるわけですから。しかし、車検のその他の点検費用にちゃっかり値段が乗せられていたり、オイルが普段使っているMobilのRally Formulaでない可能性はゼロではありませんが。

これまでホイールアライメントやコーティングなど、あまり車の本質にかかわらないことに関してはポルシェセンター以外でお願いすることもありましたが、車検は…。どうしようか悩んでいます。

2003年4月の日々雑感へ

2003年6月の日々雑感へ

Home