日々雑感 2003年6月
6月28日(土)
頼むよフィアット
帰宅して郵便物を眺めていたら、その中にFiat
Auto Japanからの封筒を発見しました。何だろう、と思って開封すると、これがとんでもない不幸の手紙。
内容はというと、「車をディーラーに持っていけ、なぜならAlfa147を国土交通省に形式登録する際、全高の数字を間違えて登録してしまったから」とのこと。うーむ。これはどう考えてもFiat
Japanの手違いで、我々の非はどこにもない類のトラブルである。世の中の全ての147を陸運局に連れて行く、という話らしい。馬鹿馬鹿しすぎる。よっぽど何かディーラーに用事があって、1週間ほど車を使わないということがあれば持って行くのもやぶさかではないが、わざわざ積極的に持っていく気には全くなれず。そのまま乗っていると、どんなダウンサイドがあるのかにも興味津々。公文書不実記載か???
6月8日(金)
最近うかがったレストランのまとめ。
神田川(神田明神下、うなぎ)
とても風情のあるお店です。築100年は優に超えていると思われる、料亭のような建物の中に通され、二階に案内されました。12畳ほどある一間を贅沢に二人で使わせていただき(もちろん個室)、襖を開けると小さいながらも庭木が見えるというとても風情のあるうなぎ屋です。
本当は八重洲に餃子を食べに行く予定だったのですが、地下鉄の駅で電車を待っている間にどうしてもうなぎが食べたくなって、行ったことのないけれども噂を良く聞く「神田川」に駅のホームから電話して予約したのでした。
う巻きと、肝焼きをつまみに注文し、最近珍しくなった大瓶のビールを注文すると、私の大好物の一つであるぬたがお通しで出てきてうれしくなりました。
う巻きは非常にさっぱりとしていて、一部の店のようにたれがたっぷり使ってあるという感じではなく、これはこれで気に入りました。たれがきついと、うな重の蓋を取ったときの感激が薄れるような気がするものですから。
肝心のうな重は、派手さはないものの、魚くささの全くない爽やかな味わいでした。脂ののったうなぎを期待していくと、ちょっと違うかもしれません。しかし最近思うのは、ちゃんとしたうなぎ屋さんであればあるほど、あたりはずれが大きいということ。天然物を使っているうなぎ屋さんばかりではないのは十分承知していますが、やはりうなぎの質を完全に一定させるというのは非常に難しいと思います。何度か行ってみて、判断するべきなのではないかと思います。今度行ってみたら、かなり濃厚な味わいだった、ということもあながちあり得ないことでもなく、またお邪魔しようと思います。
前日に土浦で食べたうなぎと比べると、同じ料理でもここまで洗練のほどに違いが出るのか、と不思議な気分になりました。
広尾 桂(広尾、というより恵比寿三丁目、鮨)
ここはご夫婦で切り盛りされている、カウンター7,8席程度(+小上がり)だけの小さなお店です。何となく蛍光灯が薄暗いので、最初はちょっと違和感があったのですが、ここのご主人に握っていただくとそんなことはどうでもいいような気がしてきます。
非常に感じのいいご夫婦で、ゆったりとした気分でお鮨をいただけます。ここのご主人はさりげなく握っているようで、あまり薀蓄を語ったりされない方なのですが、タネについて色々お伺いすると、凄まじいこだわりのある方だということがよく判ります。
良心的なお店なので、ぜひ一度行ってみる事をおすすめします。どの握りも美味しいです。
三宿の金多楼、西麻布のゆう田もおすすめなので、今度また書きます。
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