日々雑感 2002年11月
2002年11月30日(土)
オイルの注ぎ足し方
そろそろ前回のオイル交換から4000kmを走行したので交換のタイミングです。オイルの消費量が最近少なめのような気がしています。純正のオイルは、MobilのRally
Formuraという結構お高いものです。オイルを注ぎ足すのは自分でやるのですが、最近は気温が下がったのでオイルがなかなか暖まらず、油量計が当てにならないのでとても面倒臭い。
イエローハットやオートバックスのようなところにも件のオイルが置いているのですが、それには少し問題があります。というのも、量販店で売っている1リットルの缶は、ふたがないので、開けたら車に積みっぱなしというわけにはいかないのです。
大体継ぎ足す時には、250cc程度しか入れない場合が多く、残りは万が一のために車に積んでおく、というのが通例なのですが、ディーラーではペットボトルのようにふたがついた1リットル缶を置いているものの、量販店で売っているものは缶切りで穴を開けなければならないものがほとんどです。
ディーラーまで出掛けるのは若干遠いので、量販店で変えればベストなのですが。ちなみに家から最も近いイエローハット青葉台店では、Rally
Formuraの量り売りもあります。ただし、ポルシェのオイル注ぎ足しになれている店員はほとんどいないので、自分でやるのがベストです。
今度は、ディーラーで売っているふたつきの缶を温存しておいて、缶切りを必要とする缶をイエローハットで買って余ったオイルをふたつきの缶にいれて保存しようと思っています。
2002年11月26日(火)
くるまにあに掲載再び
先日お伝えしたように、再びくるまにあに取材していただきました。そして愛車が掲載されている雑誌が店頭に並んでいました。
ばっちり顔が出るのは結構恥ずかしいものです。まあこのHPを読んで戴いている方には、取り立てて何かわたしから追加で情報があるわけではありません。

私の車は、本当に大して維持費がかかっていないので、記事にしていただくのは申し訳ないような感じがします。以前乗っていたBMW
Z3に比べてオイル代、タイヤ代はかかるものの、故障してディーラーに持っていっていた回数はZ3のほうが多かったと思います。ただし、Z3は最初期型で、BMWが初めてアメリカで新しい工場を作り、初めてのモデルという悪条件が重なっていたことを付け加えておきます。
もう一台車を持つことが出来れば、一台はとてつもなく日常性のない車が欲しいと思っています。しかし、一台で何でもこなせといわれれば、やはりポルシェは最善の選択の一つでしょう。
昨日、ある雑誌を読んでいたら、新しいフェアレディZは、300万円では買えないわくわく感をもたらしてくれる、と書いてありました。さらにその話で印象深かったのは、Zでは2人しか乗れないが、逆に2シーターの車を持てるという事実に誇りを持て、というくだりでした。
若い頃は自分のためだけにお金が使えるのですが、年をとるにつれどんどん車にも生活の匂いが出てくるようになります。車だけではなくて、おそらく私自身からも生活の匂いが出てくるようになるのでしょう。
だけど、生活臭しかしない大人の男、というのも何だかなあ、という気がします。
実用的ではありますが、日常性を感じさせない車、という意味で、ポルシェは貴重なのだと思います。
2002年11月23日(土)
車の温度計
車の温度計が、60℃を示したままで変わらなくなるというマイナートラブルが発生しました。実は、車を買ったときに状態が良かったので整備をせずに引き渡してもらったのですが、そのときも同じ症状が出ていました。
しかしある時、洗車場で高圧洗浄を行ってその後見てみると、ちゃんと動作するようになっていました。多分、どこかが接触不良になっているのか、センサーが何かと接触してしまっているか、どちらかなのだと思います。
マイナートラブルといえば、かつて排気温警告灯がついたり消えたりする、という症状が出たこともあります。これもごくたまに現れる症状ですが、今はほとんど出ません。
購入して2年になろうとしていますが、これ以外には大きなトラブルには見舞われていません。車は7歳になるところですが、実用的な車です。
今日も陸橋を走っていたら後ろにポーラシルバーの993がいて、バックミラーで見て格好の良い車だと思いました。ロゴを見てみると4Sでした。
2002年11月22日(金)
世の中の不条理に思う
理不尽なことは、どこの会社に働いてもあることだとは判っていました。理想郷を求めて会社を転々とするつもりは毛頭なく、ちゃんと考えがあって今の会社に移ってきたつもりでした。
まともな人たちが比較的多い会社だとは感じていたのですが、この不景気の中では正しい声を上げても、雑音の中で掻き消されてしまうようです。
景気の循環に大きな影響を受けるビジネスで、大きなリストラが4年に一回はある業界だというのは十分承知していましたが、それを口実に、間違っていることを間違っているとはっきり言う人間を粛清するいい機会にされているのを傍観するわけにはいかないのです。
誰かが職場を去らざるを得ないときに、最も能力の高い人間から残していくのが実力次第で評価される我々の業界だと思っていたのですが、自分にとって都合の悪い人間を、さまざまな口実を見つけては首にしようという行為には憤りを感じざるを得ません。
このようなことが起こりつつあることを目にしている優秀な後輩が、この会社にこのまま居続けて自分のバリューが高まるとは思えないけれども、会社が好きなので出来れば他の会社には移りたくないのだ、と泣きながら私に訴えました。私が最初の会社を辞めた2年前と、全く同じことを彼は感じていました。
今時、もっともっと勉強したい、会社が今のままでは機会が与えられず、ラーニングカーブが高いこの時期を無駄にしている、と焦り、涙を流して訴える若者がどれだけ居るというのでしょうか。
残念ながら、今の私に出来ることは限られます。しかし、GivenとされていることをそのままGivenのままで、何も変えられないのならば、私が今の会社に移って来た意味がありません。
自分が正しいと思うことを口に出すと、どこで後ろから刺されるか判らないので黙っていたり、やる気のある若者に、とりあえず言われた事だけやっておけ、などとしか言えないのであれば、私は理不尽に耐えて、前の会社に居続ければよかったのです。
今私のいる業界は、どんなに優秀で人格的に尊敬されていたとしても、数字を上げないと人は耳を傾けません。(自分が優秀で人格者だというつもりは毛頭ありませんが、)自分の理想とする環境を築き、やる気のある若者たちにハッピーに働いてもらえるようにするには、私は歯を食いしばってでも数字を上げなければいけないのです。
2002年11月10日(日)
がんばれ世のおじさん達
広告代理店に勤めている友達曰く、「今一番可処分所得が多い人たちは不倫をする余裕のあるおじさんたちで、
最近の男性向け雑誌はその市場を狙って作られているものが多い」のだそうです。
そういえば、Leonとか、日経大人のOFFとか、BRIOなど、枚挙に暇がありません。BRIOなんて、毎月の表紙がおじさんと若い女性です。
そのものずばりではないでしょうか。
Leonは、表紙に堂々と「必要なのは”お金じゃなくてセンス”です!」などと書いてありますが、
中を見てみるとエルメスに、BMW745に、とずばりお金持ち以外には関係ない記事だらけ。
偽善だなあ。そして、若いお姉ちゃんに薀蓄を垂れるための小ネタが満載。
おじさんたちは、努力しているわけですね。
と言っている私ももう31歳。雑誌を買い込んで勉強にでも励みますか。
2002年11月6日(水)
京料理「と村」
最近は、なかなか「このお店にぜひ行ってみたい」と思わなくなりました。前評判を聞きつけて行ってみたものの、がっくりすることがあったり、また仕事の席だったりして食事を満喫できなかったりということもあり、また、最近はもしかすると食に対するある種の「しつこさ」が以前に比べると少なくなってきてしまった、というのもあるのかもしれません。
そんな中、久しぶりにこの店に行ってみたい、と思わせる店がありました。赤坂の京料理、「と村」です。
実は、私が赤坂の前の会社にいたときに、「赤坂でどこの店の饂飩が旨いか」という話をしていた時に、私の友人が「と村」の名を挙げました。その話を聞いて、夏の暑い中店を探して歩いた記憶があります。随分と探して歩いた挙句、漸く店を見つけたのですが、無情にも「本日はランチの営業はお休みです」と掲げられていました。
という訳で、私にとって是非行ってみたい店の一つなのでした。
座敷を予約し、探し難かった店を見つけて階段を上がっていくのは、一階が中華料理屋の赤坂の雑居ビル。若い仲居さんが出迎えてくれました。座敷には薄くお香の香りがしました。
気品を感じるお部屋です。
料理は1万5千円からということでしたが、座敷は2万円から。結構なお値段です。前置きが長くなりましたが、料理はどうだったかというと、素晴らしく良かったです。一番印象に残ったのが、海老芋を蒸した後軽く揚げたもの。海老芋の甘さと、周りのさくさくした食感のマッチングが最高でした。あと、熱した丸石の上にトロを乗せて、軽く炙って頂く焼き物も美味しかった。好物のからすみも、〆張鶴との相性が最高でした。また、久しぶりに白味噌の御椀を頂戴し、たまたま同席した方が京都の出身の方だったので、関東と関西の御椀の違い(餅は角か、丸か、焼くか、煮るか、澄ましか、味噌かなど)で盛り上がりました。
丁寧な仕事をされている料理を食べると、とても幸せな気持ちになります。カウンター席に一人で座って食事をしていても格好がつくように、早くなりたいと思いました。
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