2001年12月6日 アライメント調整とボディーコーティング 走行距離14342km 購入時から一度もしていなかったアライメント調整を行うことにした。先日タイヤ交換を行ったときに同時にできればよかったのだが、時間が許さなかったのでのびのびになっていた。成城タイヤではアライメント調整をしていなかったという理由もあった。今回は、いつも整備を行っているポルシェセンター世田谷ではなく、ミツワ自動車目黒で行うことにした。というのも、ホイールアライメントとボディーコーティング両方を普段よりも安くやっていただけるサービス期間中だということをHPで知ったからである。 最新機器「B-DYNA」を用いた、綿密なホイールアライメントの調整が30,000円(通常価格45,000〜58,500円)、ボディコーティングが35,000円(通常価格70,000円)ということだった。 私はこれまで今の車でホイールをこすってしまったことはないのだが、走行距離が伸びるにつれてブッシュ類がへたってきているはずで、アライメントも狂っているだろうと思っていた。高速でスピードを出すことを考えると、やはり修正しておくに越したことはないはずである。まだタイヤが新しいうちにやっておこうと思った。 以下が調整前の数字である。青字が適正範囲内であった測定項目、赤字は適正範囲外の測定項目である。
何と6項目もNGだった。キャンバーが結構左右で違うため、車の直進性が良くなかったはずである。恐らく右側に流れる性質があったに違いない。 ちなみに項目を解説すると、 キャンバー:車を正面から見た時にタイヤがハの字に傾いているその角度のこと。車を正面から見た時にタイヤがハの字になっている場合をネガティブ(マイナス)キャンバー、その逆をポジティブ(プラス)キャンバーという。 ハンドル操作を軽くしたり荷重変化による操作性向上に対応するための機能。ハの字に角度をつけた場合直進安定性、逆ハの字に角度をつけた場合回頭性が向上する。 トー:車を上から見た時にタイヤがハの字に傾いているその角度のこと。車を上から見て進行方向にハの字になっていることをトーイン、その逆をトーアウトという。 車の直進性を上げるための機能。 キングピン角:車を正面から見たときのサスペンションとホイールの取付け角度。 安定したハンドル操作、直進状態への復元力、路面からの衝撃低減などの機能。 スラストアングル:後車軸に対する前車軸の角度。 4輪の正しい直進方向を決定する機能。 キャスター:車を横から見た時に、アッパーアームから地面に対して垂直にひいた線と アッパーアームとロアーアームを結んだ線とで構成される角度。自転車の前輪を横から見たときにフォークに角度がついているのと同様。 車両の直進性、直進状態への復元のための機能。 以下が調整後の数値である。
実は調整後まだ一度も高速走行、ワインディング走行をしていないので、はっきりと調整後の違いをお伝えすることは出来ないのだが、都内を走っていて感じるのはハンドルのどっしり感が強くなったこと、直進安定性が良くなったことである。 コーティングは、以前Z3に乗っていた頃は、芝公園のHighlanderでお願いした。そのときは恐らく7〜8万円程度かかったと記憶しているが、非常に仕上がり状態が良かった。新車の頃に頼んだこともあったが、もう気恥ずかしいぐらいビカビカだった。今の車は、前のオーナーがドアの取っ手のところに引っかき傷を作っていたり、タオルで洗車したらしきこすり傷がたくさんついていたのが気に入らず、コーティングをすることにしたのだが、今回は??????な仕上がりである。 というのも、仕事が粗すぎる。車の後ろにCarrera4Sのロゴがあるのだが、その文字の中が汚いままだとか、フロントバンパーと車体の接合部が汚いままだったりとか、かなりがっくり来た。これは割引セール中だからこうだったのか、普段であればそんなことはないのか良く分からないが、少なくとも35,000円払っただけの仕事がされているかというとかなり疑問である。ボディ自体は光沢を増していたが、リアフェンダー部分に細かい磨き傷が若干残っていたりしたことにも失望させられた。 普段行かないミツワ自動車に行ったのだが、車を預けるとき、引き取るときの対応もいつも行くポルシェセンター世田谷の方が上だった。一見の客と思われたのだろうか。ミツワ目黒には私の車を載せていただいたくるまにあ1月号が置いてあったが、私の車が載っていたことには当然だれも気づかなかった。(くるまにあに載った車だから特別扱いしろといっているわけではないので誤解なさらないように。) |