日々雑感 2006年6月

残念ながら、毎日車に乗れるわけでもないので、紺ガエル日記の更新は頻度が下がってしまいます。
このページは、当ホームページの表紙に私が「独り言」のように書いていること、また、書いていないことをアップロードしていきます。

過去もこんなに悩ましい

クルマに対する価値観の違い

うちの会社の偉い人がいるのだが、彼はクルマ好きだ。さらにいいことに、金持ちだ。
現在はF360のF1と、JaguarXJ-8 4.2と、68年(?)の280SLを所有している。

彼は旧モデルに乗るのが極端に嫌いだ。だから、F430が出ているのにF360に乗っていることに耐えられない。人に見下されるのが嫌で、人より目立ちたい、ということのようだ。

そういう訳でF360から乗換えを検討しているのだが、対象は以下の車。

  • F430スパイダー (黒のエクステリアで赤のインテリアがご希望らしい)
  • 599GTB
  • ムルシエラゴ LP640
基本は最新型で、人があまり乗っていないこと、F360とキャラがかぶらないことらしい。

結局どの車にするのかな、と思っていたら、恐ろしいことに「全てのクルマに発注をかけて、一番デリバリーが早いものにする」という結論に到達したらしい。

F430スパイダーが年末納車、599はメドが立たず、ムルシエラゴも年末納車ということで、どうやらF430になる勢いだ。しかし、「早く来ればどれでもいい」「いいクルマでも、他人が乗っていたら嫌」「最新の誰も乗っていないクルマに乗って目立ちたい」というのは、私の価値観にはないので、結構新鮮な驚きだった。

しかし、発売されたばかりの(ちょっと前だとコンチネンタルGTとか)低走行車が、中古車屋で売られているケースを良く見ることを考えると、世の中そのような価値観をもっている人は少なくないのかもしれない。当然法人名義で、唸るほどある法人所得を減らすためにいくらでも経費を使って良い立場にいる人たちなのだろうが…。あと、銀座や六本木などの飲み屋街に夜フェラーリで来ている人たちも、似たような価値観なのだろう。

そういう人たちがいるおかげで、新古車が安くマーケットに出回るのだろうから感謝しなければならないのだろうが、彼らから見ると10年落ちのポルシェに乗っている私には貧乏人にしか見えないのだろう。別に全く構わないのだが。

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Web2.0時代の自動車評論家、河口まなぶ氏

ストレスがかかると創造的なことをするのが難しくなる、ということをここ一、二ヶ月間で思い知らされた。折角メジャーな媒体で本HPを紹介してもらったのだからちゃんと更新をすれば、アクセスも伸びるのだろうが、好きでやっているHPの更新が義務のように感じられて、アップが出来ないと罪悪感を感じてストレスを感じて、また更新への意欲が薄れるという変な悪循環になっている。

しかし、本HPを立ち上げて、自分で積極的に情報発信するといろいろ面白いことになるという、とても大事なことを学ぶことが出来た。最近そんなポジティブな気持ちになる機会が残念ながら減ってしまったのだが、自動車評論家の河口まなぶさんが最近ブログに書いていらっしゃる文章を読んで、再び気づかされた。

河口さんとはギョーカイポルシェクラブつながりでお知り合いになったのだが、お話させていただいたり、あるいは書いていらっしゃるものからはいつも「諦めていないで自分で出来ることをすることで何か面白いことが必ず起こる」と考えていらっしゃるのが伝わってきて、ポジティブな力をおすそ分けしてもらっている。例えばロードスターは動力性能のバランスはいい車だが、内外装がもう少し質感が高ければさらにオーナーが愛着を持ってロードスターと生活を楽しめるだろう、と考えれば、HP/雑誌で読者やメーカーを巻き込んでロードスター改造計画を始めたりされている。
勿論個人として、自分の車をカスタマイズすることは出来る。しかし、それはかなり自己満足の範囲に留まってしまうものである。彼のやっていらっしゃることと自己満足の違いは、積極的に他人に働きかけられるか否か、というポイントだと思う。自動車評論家の立場で、メディアやメーカー、あるいはロードスターのファンを巻き込んで積極的に提案を行っていけば、次回以降の商品開発にも実際に影響を及ぼすかもしれない。その提案が消費者の思いから離れた独りよがりなものであれば仕方がないが、Wikiのように様々な立場の人が自由に提案できる場を作ったりして、「ロードスターを良くするためには積極的に自分の時間を使って情報発信することを厭わない」人たちを巻き込んで他者に積極的に働きかける、ということを実践していらっしゃる自動車評論家の方は多くない。彼の場合は、それが彼個人の自己満足(=自動車評論家としての「役得」的なもの)ではなくて他者に還元可能なものであろうと(無意識なのかもしれないが)意識しているバランス感覚があり、そこが私は心から共感できるので、私は彼の大ファンである。

既存のメディアや自動車メーカーにアクセスのある自動車評論家であるという自分の「立ち位置」を理解した上で、広く一般に意見を募ることができ、本当に思い入れがある人たちが自分の時間をボランタリーに提供してくれるというウェブの既存メディアに対する優位性を理解して行動されていらっしゃるWeb2.0時代の自動車評論家、というのが、私の河口まなぶさんに対する評価だ。

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セコム(ココセコム)


ULTRA BLUE 宇多田ヒカル
どうしてこの人は20代前半にしてこんな音楽が作れるのだろうか?そしてどうしてこの若さでこんなに切ない歌詞が書けるのだろうか誰かの願いが〜参照。やはり天才にしか出来ない作品。


Pearl Jam
男のロック。ポルシェでクルージングしている時に最高。ボリュームを上げても、下げて聞き流してもぴったり来る、最近の私の車の中でのヘビーローテーションの一枚。


Foo Fighters "In Your Honor"
ラウドロックとアコースティックの2枚組。うるさい方もPearl Jam同様クルマで聞くには最高だが、実はアコースティックのほうが名盤かもと最近思い始めた。
一人で物思いに耽りながら運転する時のお供。ポルシェというよりジャガー向きかも。米国版はCCCDなのでiPodに落とせないことに注意。


ポケット数独 初級篇
現在超マイブームの数独。仕事から帰ってきて家で時間を忘れてやってしまってます。 W-Zero3にダウンロードできるPDA版も発見して、ますますはまりそう。
ストレスで脳が退化しているのが実感できる中、脳内年齢若返りなるか!?